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よしなしごとども 書きつくるなり
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アンディ・ライリー(青山出版社)



 いろいろと凝った(あるいはしち面倒くさい)方法で死のうとするうさぎたち。
 懸命に自殺を図る、かわいくもシュールなうさぎたち。

 この表紙をご覧いただければもうこの本の面白さはご想像いただけると思う。

 うさぎの、みじん切りあり、ミンチあり、輪切りあり、鳥葬あり。
 ちょっと悪趣味だけれど、うさぎが飄々と死んでいく様はどこか愉快だ。

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ミヒャエル・ゾーヴァ、那須田淳(小峰書店)



 ミヒャエル・ゾーヴァの絵と那須田淳の文章による画文集。

 普通のおじさんっぽいひとが波乗りしながら本を読んでいる「午後のまどろみのなかで」。
 洪水の中に小舟が浮かんでいる「小さな勝利」。
 この二枚の絵は、水の描き方がとにかく素晴らしい。

 うねり、落ちかかる水、白く光る波頭。
 水音が聞こえてきそうな絵である。

 他にフルーツたちが楽しげに笑いあう「乾杯」の明るさもいいし。
 七面鳥がとぼとぼ歩いているような「なにかが道をやってくる」の暗さもいい。

レオ=レオニ(好学社)



 ちいさい、黒い、賢いさかな、スイミー。
 スイミーは、海の中でいろいろな生き物たちに出会う。
 そしてやがて、自分にそっくりな小さいさかなたちにも。

 どのページにも、黒い点のようにスイミーがいる。
 そのほぼ同じ絵が、さびしそうにも楽しそうにも見えるから不思議だ。

 翻訳は谷川俊太郎。
 一切の無駄を排した、歌うような文が、良い。

メリー・カルホーン、エリック・イングラハム(佑学社)



 猫のヘンリーは、おとうさんとおかあさんと男の子に連れられて、山小屋へきた。
 クロス・カントリー・スキーを楽しんだあと、一家は帰路に着くが、ヘンリーは車に乗り損ねてしまい……。

 シャム猫のすらりとした肢体が美しく描かれている。
 ヘンリーなら、後ろ足で立ってダンスもするし、クロス・カントリー・スキーもこなすだろうな、と思わせる絵だ。
 ストーリーは出色の出来栄えとは言い難いが、終盤でヘンリーが見せる「演技」には笑ってしまった。
 猫って、本当にずるくて可愛い。

ツルゲーネフ・小川洋子(角川書店)




 16歳の夏、「僕」は両親と一緒に別荘に来ていた。
 そして「僕」は、隣に住む謎めいた少女に恋をした。傲慢で移り気な少女に「僕」は夢中になるのだが……。
 はつ恋がこんな相手だったら災難である。
 彼女に振り回される「僕」のとまどい、絶望が行間に見え隠れして、とても哀れに思えた。

 イラストレーターの中村幸子氏の絵は、小川氏の文章にうまくマッチしていて良い。
 すらりと白い少女の脚。夜の闇に紛れる、父親の漆黒のマント。イマジネーションをかき立てられる絵だ。

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