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よしなしごとども 書きつくるなり
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2011年11月、子宮筋腫のため「腹式単純子宮全摘術」という手術を受けました。
ちょっとグロい部分もあったり、特に男性のかたには「?」な部分もあったりすると思いますが、まぁ(一部の)女性ってのは大変なのねと思っていただければさいわいです。

【プロローグ】
思えば最初っから出血大サービスな人生だった。
いろんな嫌な目にも遭ったが、痛みはほとんど無かったので放置していた。

98年の妊娠時。
「卵くらいの大きさの子宮筋腫がありますね」
と言われ、あぁそのせいだったのねと納得。

04年に痙攣性狭心症で救急搬送されたが、医師に怒られるほど貧血が進んでいた。
ヘモグロビンの値もひどいけど、血液の貯蔵庫(?)が空っぽだよ!
と言われ、しばらく鉄剤を服用。
貧血が改善すると偏頭痛も治った。あら不思議。

07年に激しい腹痛と嘔吐でまた救急車のお世話に。
何の病気かと思ったら「月経困難症」。
そこで医師から、子宮全摘か投薬かの選択を迫られ、後者を選んだ……のが運のつき。

以降、
1年3ヶ月 低容量ピル(オーソM21)服用。セーリが軽くなり快適。
2年   ホルモン剤(ディナゲスト)服用。セーリが完全に止まり、ちょー快適。だが次第に吐き気、イライラなどの副作用が出る。
1ヶ月  低容量ピル(ルナベル)服用。激しい吐き気で速攻服用中止。中止後もしばらく吐き気が続く。
その後、またディナゲストに戻されたり、止めたら大量出血したりで、これはもう手術しかあるまいと決意。
が。
通っていた総合病院→ 非常勤医師のため、手術不可
H産婦人科→ 麻酔科医がいない。手術できるわけないでしょと罵倒される
M日赤→ MRIを撮るも「手術するほどの大きさじゃない」と取り付くしまもない
水戸済生会病院→ 手術OK!!


【11月15日(手術前日)】
10時に水戸済生会病院へ到着。
身長、体重を測ったあと、病室に行く。
とりあえず個室(回復したら大部屋へ移る予定が、結局ずっと個室)。

12時、初の食事。
病院の食事はまあまあでした。興味ないので詳細は省略。

14時、おへその掃除と、てーもー。
電気バリカンでじょりじょりっとな。
その後、シャワー。

18時、夕食。
21時、下剤服用して就寝。

(記事は下へ続く)
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【11月16日(手術日)】
6時、採血のあと浣腸。
「やったことあります?」
と聞かれたのであると答えると、看護師は液を注入すると「お願いしますね~」と行ってしまった。
あれ、どのくらい我慢するんだっけ? うーん腹いてぇ、もうだめ、20秒くらいだけど良いよね?

結果、普通の排便って感じでした。
「まぁ出たならいいわよ」と看護師。
本当は2、3分は我慢だったらしい。

8時、点滴開始。
この日は飲食不可なので空腹感を感じ始める。

12時頃、ダンナが到着。
13時、看護師が呼びに来て、いよいよ手術室へ。
徒歩でぞろぞろと歩く。

途中で「ご主人はここまでです」と言われ、「がんばってな」「うん、じゃーねー」と別れる。

手術室に入ると便所スリッパのようなものに履き替え、パジャマの上着だけ脱いでくださいと言われる。
さっとバスタオルで隠してくれて(この辺の気遣いがすごいなぁと思った。こっちとしちゃあもうどうにでもしてくれ状態だったんだが)、そのまま手術台へ上がる。

胸や腕にいろいろ装着された。必ず説明つき。
次に背中を丸めて横向きで寝るように指示され、麻酔医がこれもいちいち説明しながら硬膜外麻酔をかける。
あんまり痛くなかった。
仰向けに戻って、「では点滴から麻酔液が入ります」と言われた瞬間、眠っていた。
一瞬セメダインのような臭いがしたような。
つか下半身パジャマのままだけど良いの? なんてことも思った。
きっと眠ってからやってくれたのね。

次に目覚めたときはもう元の病室のベッドの上だった。

手術自体は2時間ほど、いろんな処置を含めて3時間ほどで戻ったらしい。
ダンナが医師に、切り取った子宮を見せてもらいながら聞いたところによると
「子宮筋腫が3個ほど、一番大きいのでゴルフボール大。あと珍しいんですけど、左卵巣にも筋腫があったので取りました。これもゴルフボール大ですね」。

そう、大きさも個数もたいしたことはない、ただ粘膜下筋腫という種類で、タチが悪かったのだ。

麻酔医が来て
「背中に麻酔が入っていってますからね。このボタンを押すと量が多くなりますから、痛いときは押してください」
と言われる。
少し気持ちが悪いと訴えると
「二日酔いみたいな状態になるんですよ。あんまり吐き気がするときは量を減らすこともできます」。

夕方、ダンナが帰る。
その夜はフットポンプのせいでほぼ寝られず。
血栓予防のために、両足に空気で膨らむマッサージ器のようなものが取り付けられていたのだ。
(これによる筋肉痛が、その後1週間ほど続く。マッサージされ過ぎも身体に良くないらしい)
看護師も1時間おきにやってくる。
ただ、傷の痛みだけは皆無。

(記事は下へ続く)
【11月17日(手術後1日目)】
朝イチで水をちょっと飲ませてもらう。吐き気がこみ上げるが我慢。
午前中にフットポンプを外し、身体を拭いてもらい、術衣のようなものからパジャマに着替える。

12時、昼食。
五分粥とおかずとビスケット。
お粥ふた口、ビスケット2枚で終了~。
お腹は空いてるのに、入っていかない。

午後、看護師がきて離床の練習。
まずは身体を起こす。大丈夫。
ベッドから脚を出して腰掛けの体勢。大丈夫。
立ち上がって部屋を出ようとしたところで、クラ~。
「最初にしては良い感じ! 大丈夫よ、次は出来ると思う!」
と看護師。

夕方、また練習。
今度は部屋を出てトイレの入り口まで行けた。
「良かったねー。これで尿管を外せるね。今だから言うけど、1回目は真っ青だったもの」
と看護師。
そうそう、尿管を外してもらうために頑張ったのさ。自分との戦いなんだな。

18時、夕食。
七分粥とおかず。
お粥は半分ほど食べる。おかずも1/3ほど。
食べないと点滴を外してもらえないのさ。自分との戦いは続く。


【11月18日(手術後2日目)】
8時、朝食。
全粥とおかず。

午前中、点滴、背中の麻酔が外される。
あとは心電図モニターを残すのみ。

12時、昼食。
ここから普通のご飯とおかずになるが、食欲はずっといまいち。ご飯の量を半分にしてもらう。

夜、麻酔がきれて傷口が傷む。
ロキソニンを服用するも全く効かず、そのあと座薬を入れてもらってやっと痛みが治まる。
あぁ、背中の麻酔がこんなに効いていたなんて。邪魔だと思って正直スマンカッタ。


【11月19日(手術後3日目)】
心電図モニターが外され、やっとシャワーの許可が出る。
傷口が、また夜になると痛み出す。
この日も座薬をもらう。


【11月20日(手術後4日目)】
病院内にコンビニがあるので、そこまで歩いてみる。
傷口が痛くて一気に行けず、休み休み。
それでもアイスを買って、必死に病室へ戻って食べる。うまし!

午後、ダンナ、娘、実母がお見舞いにくる。
1時間ほどしゃべったらぐったり。

夜は昨日よりは痛みがマシってことで、ロキソニンをもらう。


【11月21日(手術後5日目)】
明日退院なので、医師に診察を受ける。
溶ける糸で縫ったそうで抜糸はなし、傷口に張り付けてあったテープと、ハニカム模様のネットのようなものを剥がされる。
傷口も中の様子もOK、退院できますねと言われる。

こ、こんなに痛いのに。
しかも夜になると毎晩熱が出てるのに(37~38度前半くらい。退院してからも数日続いた)。
「血液検査の結果も良いし……まぁ大丈夫ですよ」。
ひーん。

で、一番困ったのがコレ。
「車の運転は1ヵ月はダメです。仕事は1、2週間したら、様子を見ながら復帰していいです」。
えーと。
職場が車で30分のところにある場合どうしたら? ←後で気付いた


【11月22日(手術後6日目)】
午後退院。

7泊8日、差額ベッド代、食事代、すべてこみこみで24万円ほどだった。
看護師は全員(本当に1人残らず)感じが良かったし、この病院で手術できて本当に良かったと思った。
車の運転が「×」で、困ったのが買い物。
ちょうど生協も休止しちゃったし。
ヨ○ケイでも……と思ったけど、それだとお弁当の食材が手に入らない。
で。
思い出したのが近所のイオンの垂れ幕「ネットスーパーをご利用ください!」。

これは便利ーーーっ。
頼んで数時間で届くし。
欠品があれば、電話で連絡してくれるし(キャンセル設定も可)。
クレカ、WAONでの支払いができて、今なら3,000円買えば送料無料。

この前なんて、
「○○の缶詰が品切れでして、代わりに○○社のもので如何でしょう? 容量が多くなりますが、同じ値段で結構です」
って。
無問題よ~。
野菜とか、自分で選びたいなぁって思ったけど、けっこう新鮮なものを入れてくれるし。
冷蔵庫や戸棚の中身を確認しながら注文できるから、実店舗で買い物するときみたいに
「買い置きがあったのに、またマヨネーズ買っちまった!」
なんてこともないし。

これは元気になっても使い続けそうなヨカン。
その後ですが。
夜になると発熱(37度後半~38度前半)ってのが、おとといまで続き、昨日はやっと37度でやったー! と思ったら出血したり。
あわてて検索してみたら、珍しいことでもないらしいです。

やっぱりさくっと元気! ってわけにはいかないですな。
***************

入院していたのは救急病院でした。
24時間、サイレンを鳴らしながら救急車がやってくる。
ドクターズヘリも2回くらい来たかな。
眠れないので、耳栓をして寝てました。

しかしまぁ、こんなに急病人っているんだなぁ、鼻血くらいで使っちゃいかんなぁとしみじみ思いました。
***************

期末試験中の娘。
先日、駅から電話を掛けてきて、何事かと思ったら
「電車にカバンを置き忘れた」。

驚くやら、呆れるやら。
すぐ駅員にその旨伝えて、どうしたらいいのか聞きなさい!
と命じました。
したらば何やら書類を書かされたらしいです。

で、その夜。
無事(?)にカバンは終点のいわき駅で見つかったと連絡が。
着払いで宅配便で送ってもらい、翌日には届きました。

宅配の人(40代くらいの女性)に思わず
「ウチの娘、電車に通学カバン置き忘れたんですよー。ありえないですよね」
と言うと
「えー! よく戻ってきましたね。ウチの子なんて、修学旅行でカメラ置いてきちゃいましたから」
「それはそれは。撮った写真が無くなっちゃったわけだ」
「そう、それを残念がってました」。

って、宅配の人とこんなにしゃべったの初めてだよ。
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