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九月が永遠に続けば

沼田まほかる(新潮社)

 八年前に離婚した佐知子は、高校生の息子と二人で暮らしていた。その息子がある日失踪してしまう。必死に行方を捜す佐知子だったが、ほどなくして彼女の愛人が事故死する。二つの出来事はどうやら無関係ではないらしい。深まる謎の中で佐知子の焦燥は募ってゆくのだが……。

 佐知子がときに突拍子もない言動にでるので、そのへんがちょっと白けた。が、テンポ良く進むストーリーと次々と明かされる驚愕の真実に、ほとんど一気読みしてしまった。
 難点は佐知子の別れた夫の後妻の描き方、であろうか。男を狂わせる魔性の女だということは理解したが、ここまで卑猥な描写が果たして必要だったのだろうか。
80点
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