川上弘美(新潮社)
「わたし」が綴る、夢の世界。
他人の夢の話ほどつまらないものはないが、この本はどうだろう。
読んでいて飽きないどころか、もっともっと読みたい気持ちにさせられる。
たとえばこんなくだり。
「夕方になると、水平線がゆがみはじめた。……(略)断続的にゆがむことを繰りかえし、日没の直前に、一瞬消えた。」
その景色、見てみたいものである。
山口マオ氏のイラストも文章の雰囲気に合っていてまた良い。
85点
「わたし」が綴る、夢の世界。
他人の夢の話ほどつまらないものはないが、この本はどうだろう。
読んでいて飽きないどころか、もっともっと読みたい気持ちにさせられる。
たとえばこんなくだり。
「夕方になると、水平線がゆがみはじめた。……(略)断続的にゆがむことを繰りかえし、日没の直前に、一瞬消えた。」
その景色、見てみたいものである。
山口マオ氏のイラストも文章の雰囲気に合っていてまた良い。
85点
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