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誘拐ラプソディー

荻原浩(双葉社)

 秀吉は自殺するつもりだった。三十八にもなって、金もなく、仕事も失いかけ、あるのは借金と前科。
 そんな彼の前に、一人の少年が現れた。彼は天啓でも得たかのように少年を誘拐してしまう。その少年がヤクザの一人息子だとも知らずに。

 出だしからかなり面白かった。秀吉が飛び降り自殺をしようとする場面。靴を脱いで手すりまで行き、また戻り、靴下を脱ぐ。足がとんでもなく臭かったから。これには笑った。
 ヤクザやチャイニーズマフィアとの追いかけっこは、ちょっと出来すぎ感はあるが、テンポがよくすいすい読むことができた。
 ラストも温かみがあって、良い締めだった。
90点
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