伊坂幸太郎(幻冬舎)
連作短編集。『メイクアップ』が(途中まで)面白かった。
高校時代、結衣は亜季にいじめられていた。OLとなった結衣は、会社のコンペで広告会社に勤める亜季に再会する。そうとは気付かない亜季。結衣は果たして復讐するのか。
周囲の人たち(読者である私も)は「やっつけてやれ」と結衣を煽るも、彼女はなかなか一線を越えられない。
苛立ちながらも結衣の奮起を期待して読み進めたが、ラストでは肩透かしをくらった。
核となる登場人物と脇役が、全体を通すと分かるのだが場面場面で判然とせず、しかも時間が進んだり戻ったりするので、これは誰だっけ? ということがたびたびあった。
私の頭がアレなせい? と思ったが、ネット上で相関図がたくさん上がっていたので、やはりそこが掴みづらい作品だったのだろう。
映画化されるようなので、誰が誰だか確認したいような気もする。
70点
連作短編集。『メイクアップ』が(途中まで)面白かった。
高校時代、結衣は亜季にいじめられていた。OLとなった結衣は、会社のコンペで広告会社に勤める亜季に再会する。そうとは気付かない亜季。結衣は果たして復讐するのか。
周囲の人たち(読者である私も)は「やっつけてやれ」と結衣を煽るも、彼女はなかなか一線を越えられない。
苛立ちながらも結衣の奮起を期待して読み進めたが、ラストでは肩透かしをくらった。
核となる登場人物と脇役が、全体を通すと分かるのだが場面場面で判然とせず、しかも時間が進んだり戻ったりするので、これは誰だっけ? ということがたびたびあった。
私の頭がアレなせい? と思ったが、ネット上で相関図がたくさん上がっていたので、やはりそこが掴みづらい作品だったのだろう。
映画化されるようなので、誰が誰だか確認したいような気もする。
70点
PR
この記事にコメントする