バーバラ・クーニー(ほるぷ出版)
海を見下ろす丘の上に暮らす老婆、ルピナスさん。
世界中を旅した彼女には、ひとつの「しなくてはならないこと」が残っていた。
それは世の中を、もっと美しくすること。そのために、彼女はあることを実行する……。
この絵本の素晴らしさは、何と言っても絵の美しさであろう。
板に水彩絵の具で描き、色えんぴつでアクセントを付けた、という画法は、本当に色の対比が美しくて、隅ずみまで眺めたくなるほど細やかだ。
寂しいシーンは色彩がグレー味を帯び、心温まるシーンでは緑色がいきいきと描かれている。
ストーリーと絵のイメージがぴったりと一致していることも特筆すべき点であろう。
海を見下ろす丘の上に暮らす老婆、ルピナスさん。
世界中を旅した彼女には、ひとつの「しなくてはならないこと」が残っていた。
それは世の中を、もっと美しくすること。そのために、彼女はあることを実行する……。
この絵本の素晴らしさは、何と言っても絵の美しさであろう。
板に水彩絵の具で描き、色えんぴつでアクセントを付けた、という画法は、本当に色の対比が美しくて、隅ずみまで眺めたくなるほど細やかだ。
寂しいシーンは色彩がグレー味を帯び、心温まるシーンでは緑色がいきいきと描かれている。
ストーリーと絵のイメージがぴったりと一致していることも特筆すべき点であろう。
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