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まっくら、奇妙にしずか

アイナール・トゥルコウスキィ(河出書房新社)




 見知らぬ男が船でやってきて、一軒の廃屋に住みついた。
 町の人たちは男のことが気になってならない。
 どうやら男は雲を操って、そこから魚を獲るらしい……。

 一本のシャーペンで描かれたという絵の、その緻密さに驚いた。
 当然モノクロなのだが、そこには色彩を超越した陰影があり、独特の質感が広がっている。

 狡猾そうな町の人々の表情、黒く垂れ込める雲、不気味な機械の数々。
 見ているだけで不穏な気分になる刺激的な絵は、一見の価値がある。

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