忍者ブログ

まっくら、奇妙にしずか

アイナール・トゥルコウスキィ(河出書房新社)




 見知らぬ男が船でやってきて、一軒の廃屋に住みついた。
 町の人たちは男のことが気になってならない。
 どうやら男は雲を操って、そこから魚を獲るらしい……。

 一本のシャーペンで描かれたという絵の、その緻密さに驚いた。
 当然モノクロなのだが、そこには色彩を超越した陰影があり、独特の質感が広がっている。

 狡猾そうな町の人々の表情、黒く垂れ込める雲、不気味な機械の数々。
 見ているだけで不穏な気分になる刺激的な絵は、一見の価値がある。

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[10/01 まきまき]
[09/30 ぴーの]
[09/13 まきまき]
[09/13 ぴーの]
[09/03 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析