Amazon Primeで見ました。
原作を読んでいたので、けっこう期待がふくらんでいましたが、うまく映像化されていました。
グリコ・森永(劇中ではギンガ・萬堂)事件で、脅迫に使われた子どもの声。
その声の主と新聞記者が、事件から30年以上が経った今、真相に迫ってゆくというストーリー。
記者は小栗旬でしたが、こんなに演技がうまかったっけ? ってほど上手でした。
自然で力みがなくてよかった(上から
声の主は現在、テーラーで仕立て屋をしている設定ですが、星野源が演じています。
こっちも上手。
怒っているシーンでは黒目が小さくなって、悲しんだり笑ったりすると大きくなるの、え、そんなことある? とそこに目が釘付けになりました。
あんまり書くとネタバレですが、事件の動機のひとつとして「腐った警察、許すまじ」というものがあるのです。
人生を狂わされたら、そりゃあ許せないって思うでしょうけど、腐った人は一部であって警察全部が腐っているわけじゃないからねぇ。
それは違うよね、って劇中でも言われてましたが、それなーと思いましたです。
腐った人が統治している某国は許せん! と思ってもそこに原爆を落としていいかってーと違うもんね。
原作を読んでいたので、けっこう期待がふくらんでいましたが、うまく映像化されていました。
グリコ・森永(劇中ではギンガ・萬堂)事件で、脅迫に使われた子どもの声。
その声の主と新聞記者が、事件から30年以上が経った今、真相に迫ってゆくというストーリー。
記者は小栗旬でしたが、こんなに演技がうまかったっけ? ってほど上手でした。
自然で力みがなくてよかった(上から
声の主は現在、テーラーで仕立て屋をしている設定ですが、星野源が演じています。
こっちも上手。
怒っているシーンでは黒目が小さくなって、悲しんだり笑ったりすると大きくなるの、え、そんなことある? とそこに目が釘付けになりました。
あんまり書くとネタバレですが、事件の動機のひとつとして「腐った警察、許すまじ」というものがあるのです。
人生を狂わされたら、そりゃあ許せないって思うでしょうけど、腐った人は一部であって警察全部が腐っているわけじゃないからねぇ。
それは違うよね、って劇中でも言われてましたが、それなーと思いましたです。
腐った人が統治している某国は許せん! と思ってもそこに原爆を落としていいかってーと違うもんね。
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ウチのピノ氏、先日から血尿が出ております。
ググったらうさぎにも膀胱炎とかあるらしい。
動物病院へ連絡するも
「尿は取ってありますか?」
「はい! ティッシュで拭いたので、それがあります!」
「液体の状態で持ってきてもらわないと検査できないですね」。
それはググっても出てこなかったよ……つかどうやって採るのよ、と思って聞いてみたらスポイトで、と。
なのでホームセンターでスポイトを買ってきて、翌日には無事に採取して、また動物病院に電話しました。
そしたらすぐ来て、というので連れて行きました。
検査の結果はやはり膀胱炎でしょうってことで、抗生剤(液体)をもらって帰ってきました。
飲み薬ね、朝晩2回ね、一週間ね、一回絶望しとこうか、うん。
はい、あーんしてーで飲むなら苦労はないさ、押さえつけて口の横からシリンジを突っ込んでやるしかないのよ。
そらもう大暴れさ。
ダンナが抱っこして押さえる係をしましたが、腕を引っ掛かれて何箇所も血がにじむ始末。
1歩あるいたら差し出された餌さえ忘れるアホのくせに、服薬の嫌さは覚えているらしく、いつまでもお尻をこっちに向けて「オレ怒ってるから!!!!」アピがすごいんじゃ。
あーあ。
また1週間後に病院です。
ググったらうさぎにも膀胱炎とかあるらしい。
動物病院へ連絡するも
「尿は取ってありますか?」
「はい! ティッシュで拭いたので、それがあります!」
「液体の状態で持ってきてもらわないと検査できないですね」。
それはググっても出てこなかったよ……つかどうやって採るのよ、と思って聞いてみたらスポイトで、と。
なのでホームセンターでスポイトを買ってきて、翌日には無事に採取して、また動物病院に電話しました。
そしたらすぐ来て、というので連れて行きました。
検査の結果はやはり膀胱炎でしょうってことで、抗生剤(液体)をもらって帰ってきました。
飲み薬ね、朝晩2回ね、一週間ね、一回絶望しとこうか、うん。
はい、あーんしてーで飲むなら苦労はないさ、押さえつけて口の横からシリンジを突っ込んでやるしかないのよ。
そらもう大暴れさ。
ダンナが抱っこして押さえる係をしましたが、腕を引っ掛かれて何箇所も血がにじむ始末。
1歩あるいたら差し出された餌さえ忘れるアホのくせに、服薬の嫌さは覚えているらしく、いつまでもお尻をこっちに向けて「オレ怒ってるから!!!!」アピがすごいんじゃ。
あーあ。
また1週間後に病院です。
Netflixでみました。
主演は櫻井くん、舞台は美大です。
竹本(櫻井翔)は美大に通うごく普通の大学生。はぐみ(蒼井優)に惹かれるが、才能あふれる彼女に臆することが多い。
いっぽう彼らの先輩である森田(伊勢谷友介)は天才肌の変人で、学内では傍若無人にふるまう。
はぐみと森田はお互いの才能を認め合って惹かれるが、極度の人見知りであるはぐみは、森田の真意をはかりかねて、時に傷つくのだった……。
アイドル映画かと思って(!)期待せずに見たのですが、なかなか面白かったです。
ほとんどの人は櫻井くん側(凡人)なわけで、天才オーラを巻き散らす人なんて滅多にいないわけで、自分の存在っていったい、と天に問いたくなりますよね。
そういうがっかり感がうまく描かれていたと思います。
がっかり、かーらーのー諦観っていうか、それでも僕は遠くからでも君をみてるよ、的な? なんだそれ。
対する天才2名の描き方は型通りだったかな。
いや、天才にじかに会ったことがないので分からないですが、こんな特殊な性格の人ばっかりじゃないですよね、たぶん。
まあ普通の性格だと絵にならないんでしょうけど。
美術品の価値って誰が決めるのか? という点も興味深かったです。
映画はフィクションですが、見抜ける人たちは「前のほうがよかった」「俺だってそう思う」と言っていて、見抜けない人たちが500万円という値段を付ける。
500万円の価値があるのかどうかは市場が決める。
ね、不思議な話ですわ。
主演は櫻井くん、舞台は美大です。
竹本(櫻井翔)は美大に通うごく普通の大学生。はぐみ(蒼井優)に惹かれるが、才能あふれる彼女に臆することが多い。
いっぽう彼らの先輩である森田(伊勢谷友介)は天才肌の変人で、学内では傍若無人にふるまう。
はぐみと森田はお互いの才能を認め合って惹かれるが、極度の人見知りであるはぐみは、森田の真意をはかりかねて、時に傷つくのだった……。
アイドル映画かと思って(!)期待せずに見たのですが、なかなか面白かったです。
ほとんどの人は櫻井くん側(凡人)なわけで、天才オーラを巻き散らす人なんて滅多にいないわけで、自分の存在っていったい、と天に問いたくなりますよね。
そういうがっかり感がうまく描かれていたと思います。
がっかり、かーらーのー諦観っていうか、それでも僕は遠くからでも君をみてるよ、的な? なんだそれ。
対する天才2名の描き方は型通りだったかな。
いや、天才にじかに会ったことがないので分からないですが、こんな特殊な性格の人ばっかりじゃないですよね、たぶん。
まあ普通の性格だと絵にならないんでしょうけど。
美術品の価値って誰が決めるのか? という点も興味深かったです。
映画はフィクションですが、見抜ける人たちは「前のほうがよかった」「俺だってそう思う」と言っていて、見抜けない人たちが500万円という値段を付ける。
500万円の価値があるのかどうかは市場が決める。
ね、不思議な話ですわ。
ピエール・ルメートル(文藝春秋)
失業中のアランは57歳。就活もうまくいかず、バイトに身をやつしていたが、とある一流企業の最終試験までこぎ着けた。
しかしその試験内容が問題であった。会社の目的は重役たちの査定、ニセの武装集団に突入させて重役たちのふるまいを見定めようというもの。
アランは武装集団に、別室から的確な指示を出すようにと言われるが、シナリオどおりにはことは運ばず、次第に事態は思わぬ方向へとおちいってゆく……。
3つのブロックに小説はわかれていて、「そのまえ」アランが最終試験に挑戦することを決意するまで、「そのとき」武装集団の突入から幕切れまで、「そのあと」は事件後のエピソードとなっている。
「そのまえ」が長すぎて挫けそうになった。何をやってもうまくいかないアランの愚痴に付き合わされて、ほとほと疲れた。
そのあとはスピード感のある展開であったが、設定が複雑で、それをどんでん返しと言うのであろうが、ついていくのが大変だった。
映画化したら面白そうだが、しがない中年男のグダグダっぷりは短めでお願いしたい。
50点
失業中のアランは57歳。就活もうまくいかず、バイトに身をやつしていたが、とある一流企業の最終試験までこぎ着けた。
しかしその試験内容が問題であった。会社の目的は重役たちの査定、ニセの武装集団に突入させて重役たちのふるまいを見定めようというもの。
アランは武装集団に、別室から的確な指示を出すようにと言われるが、シナリオどおりにはことは運ばず、次第に事態は思わぬ方向へとおちいってゆく……。
3つのブロックに小説はわかれていて、「そのまえ」アランが最終試験に挑戦することを決意するまで、「そのとき」武装集団の突入から幕切れまで、「そのあと」は事件後のエピソードとなっている。
「そのまえ」が長すぎて挫けそうになった。何をやってもうまくいかないアランの愚痴に付き合わされて、ほとほと疲れた。
そのあとはスピード感のある展開であったが、設定が複雑で、それをどんでん返しと言うのであろうが、ついていくのが大変だった。
映画化したら面白そうだが、しがない中年男のグダグダっぷりは短めでお願いしたい。
50点
長澤まさみが日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を取っていて、あら面白そうってことでNetflixで見ました。
結論、失敗。
以下、ネタバレありです。
・
・
・
・
・
・
・
秋子(長澤まさみ)は自堕落なシングルマザー。
息子の周平を奴隷のように扱い、学校へ行かせようともしない。
男をとっかえひっかえしてはその日暮らしをしていたが、やがて妊娠。
付き合っていた遼(阿部サダヲ)には逃げられ、親に金の無心をするが断られて、自暴自棄に拍車がかかり……。
長澤まさみがすごく上手くて、息子を怒鳴って服従させる演技や、何よりその目付きが。
子どもなんてどうなろうと知ったことか、みたいなセリフを吐くときの目付きが、ビー玉みたいな目で怖いのなんのって。
気だるげに煙草をふかすシーンも堂に入ってたし。
そして男たちの途轍もないだらしなさ。
ちょっと長澤がエロい視線を投げただけで、手もなく引っ掛かるんだもの。
これ、実話をもとにした映画らしいですが、息子も息子だわ。
もうババア(息子からみたら祖母)をヤって金を盗るしかないね、とつぶやく母親に従うってどうなのよ。
事件後も母親をかばって全部罪をかぶってしまうし、んもう理解不能。
シャバにいても良いことないし、ムショのほうが3食たべられて本も読めるって……そっちは分かる気もするけど。
ラスト、母親は後悔してるのか? うーん、してないよね。
という救いのない話。
見なければよかった。
結論、失敗。
以下、ネタバレありです。
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秋子(長澤まさみ)は自堕落なシングルマザー。
息子の周平を奴隷のように扱い、学校へ行かせようともしない。
男をとっかえひっかえしてはその日暮らしをしていたが、やがて妊娠。
付き合っていた遼(阿部サダヲ)には逃げられ、親に金の無心をするが断られて、自暴自棄に拍車がかかり……。
長澤まさみがすごく上手くて、息子を怒鳴って服従させる演技や、何よりその目付きが。
子どもなんてどうなろうと知ったことか、みたいなセリフを吐くときの目付きが、ビー玉みたいな目で怖いのなんのって。
気だるげに煙草をふかすシーンも堂に入ってたし。
そして男たちの途轍もないだらしなさ。
ちょっと長澤がエロい視線を投げただけで、手もなく引っ掛かるんだもの。
これ、実話をもとにした映画らしいですが、息子も息子だわ。
もうババア(息子からみたら祖母)をヤって金を盗るしかないね、とつぶやく母親に従うってどうなのよ。
事件後も母親をかばって全部罪をかぶってしまうし、んもう理解不能。
シャバにいても良いことないし、ムショのほうが3食たべられて本も読めるって……そっちは分かる気もするけど。
ラスト、母親は後悔してるのか? うーん、してないよね。
という救いのない話。
見なければよかった。