宇佐見りん(河出書房新社)
高校生のあかりはアイドルに入れあげていた。しかし彼が事件を起こして炎上してしまう。
すべてを彼に捧げているあかりは、混乱しつつも推しを推し続け……。
嵐が25周年ってことで、ちょうど昨日からSNSが賑わってます。
一時期私も推し活してたけど、休止してからはすっかり熱も冷めたなぁ。まだファンクラブは続いてたんだなぁ(他人事
この作品の主人公・あかりは、生きてゆく糧がアイドル・上野真幸なのです。学業は振るわず、バイトでも失敗が多く、家族からも怠け者だと罵られるあかり。
それでも「推しを推すとき、あたしというすべてを懸けてのめり込むとき、一方的ではあるけれどあたしはいつになく満ち足りている」と彼女は言います。
うん、少しだけわかるかも。
日常を生きることで削られていく心を、推し活でもって栄養補給するような感じかな。
バイト代をすべてライブやグッズに費やしたり、CDを何枚も買ったりってあたりは共感できないけど、嫌なことを忘れられる、無いと思ったエネルギーがわいてくるのが推し活の良いところだよね。
80点
高校生のあかりはアイドルに入れあげていた。しかし彼が事件を起こして炎上してしまう。
すべてを彼に捧げているあかりは、混乱しつつも推しを推し続け……。
嵐が25周年ってことで、ちょうど昨日からSNSが賑わってます。
一時期私も推し活してたけど、休止してからはすっかり熱も冷めたなぁ。まだファンクラブは続いてたんだなぁ(他人事
この作品の主人公・あかりは、生きてゆく糧がアイドル・上野真幸なのです。学業は振るわず、バイトでも失敗が多く、家族からも怠け者だと罵られるあかり。
それでも「推しを推すとき、あたしというすべてを懸けてのめり込むとき、一方的ではあるけれどあたしはいつになく満ち足りている」と彼女は言います。
うん、少しだけわかるかも。
日常を生きることで削られていく心を、推し活でもって栄養補給するような感じかな。
バイト代をすべてライブやグッズに費やしたり、CDを何枚も買ったりってあたりは共感できないけど、嫌なことを忘れられる、無いと思ったエネルギーがわいてくるのが推し活の良いところだよね。
80点
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